島根大学外国語教育センター


ある日の勉強のあとで
留学生サポートプログラム 【報告】

外国語教育センターによる平成17年度後期留学生サポートプログラム(11月16日〜2月15日)のすべての予定が終了しました。今回のプログラムは外国語教育センターにとって初めての試みで,スケジュール的にも厳しい状況での実施でしたが,スタッフとしてはやはりやってよかったと感じています。様々な発見があり,そして出会いがあり,楽しい時を過ごすことができました。参加してくれた留学生,日本人学生のみなさん,どうもありがとうございました。

以下,プログラム最終日に実施したアンケート(留学生対象,無記名)の内容と集計結果,加えて,自由記述の感想(留学生・日本人学生,無記名)をすべて公表します。なお,感想に関しては,内容に変更のない範囲で表現などを若干添削させていただきました。



アンケートの内容と集計結果

アンケートの内容 / 集計結果 (PDFファイル)

参加者のみなさんの感想
留学生
サポートプログラムを主催していただき,本当にありがとうございました。このサポートプログラムを通じて,日本語コミュニケーション能力を向上させることができ,また日本人学生と交流することもできて,いいことだと思います。日本文化をよく知ることができて,日本人学生とも仲良くなれて,うれしかったです。
不足しているのは,授業の時間が少なく,形式が単一なところです。日本語でしゃべる機会も少ないと思います。授業内容は実用性が不足しており,もっと現在の日本について知りたいです。
今回サポートプログラムに参加して,日本人のコミュニケーションの型をよく理解することができました。今後,日本人と話す場合には,そのコミュニケーションの型に注意し,余裕を持って話をすることが出来ると思います。そのほか,今回サポートプログラムの中では日本人学生との交流があったので,日本人の考え方を理解し,日本の文化に触れることができ,とてもよかったです。日本語を勉強することは,苦しいこともありますが,楽しみの方がもっと多いです。日本語の文法とか,文型とか覚えるのはちょっと難しいですが,使えなかったら困ると思います。使うことができれば,すごくうれしいです。
日本の文化とかコミュニケーションとか勉強になりました。
新しい日本の友達と知り合えたのはよかったと思う。ペア学習と交流を通じて,日本と中国の習慣の違いを知ることができ,おもしろかった。
でも,自分の日本語の能力はまだ高くないので,心配しています。だからサポートプログラムを続けてほしいです。お願いします。
サポートプログラムに気持ちよく参加することができ,楽しかったです。日本語作文能力が徐々に上がってきました。本当に満足しています。日本人のコミュニケーションの仕方を理解するための授業も面白かったです。このような授業の形式がいいと思います。今回の授業はとても成功しています。チューターと一緒に授業を受ける時が楽しかったです。ほかに,チューターはいろいろな日本の文化とか,生活とか,知識を教えてくれました。日本人との交流が易しくなりました。ありがとうございました。
今回サポートプログラムに参加していろいろなことを勉強したと思う。聴く能力と話す能力は日本に来たばかりの頃よりあがったし,作文を書くのも進歩した。また,日本人の友達と付き合うことによって,日本のことを多く知ることができた。みんな今では仲がよくなって,友達になった。
先生方は,今学期お疲れ様でした。どうもありがとうございました。
日本人の教員と学生と日本語を勉強できたのは,私にとってありがたいチャンスで,本当に嬉しく思いました。日本の一年間の期間で,日本語のレベルのあげるのは,一番重要な目標です。サポートプログラムは続けてほしいです。ありがとうございました。
まず,廣瀬先生と大薗先生,お疲れさまでした。授業はおもしろいと思う。でも時々,先生の話す速度がはやくて,わかりにくい。
日本の友達はとてもやさしくて,一緒に勉強する時は楽しい。将来日本人学生と交流の機会がほしい。

日本人学生
中国の人と関わることが今までなかったので,とてもよい機会でした。参加して,本当によかったと思いました。
作文を直す作業は,私はあまり専門的なことは分からないので,本当に「これはこう直す方がいいよ」と言うだけでした。具体例を示して理解してくれるときもありましたが,なかなか意思疎通ができない時もあり,その時は,もっと,きちんと日本語文法について説明できるようにしなければならないと思いました(そこまでは求められていないとは思いますが)。
授業内容は,作文を読むだけの時もあったので何とも言えませんが,ちょっとした文法練習でも役に立つのかな,と思いました。擬態語など1回,2回ではきっと分からなかったんじゃないかと思います。1つくらい覚えててくれればよし,としているのならアリかな,と思いますが。どうせなら,作文読んで,文化について話すだけでもいいんじゃないかなーとも思いました。あと,日本人から,中国人の作文を直してみて,この間違いをどう直すべきか,みたいなことを言っていけば深まるのでは,と思います。けっこう,間違えるところは決まっていたので。そこ(←よくまちがえること)が中国人のウィークポイントかな?と思いました。
中国の方はとても上手に日本語を話してすごいな,と思いました。私の英語はどれくらいのレベルなんだろうと考えるとすごく恐ろしいと思います(いや,恐ろしいです)。何年もやってるのにな…と。
これからもこのような機会があれば参加しようと思います。半年間,ありがとうございました。
作文のチェックなどを通じて,日本語を教えていて,改めて自分の日本語を見直した。すると,自分が使っている日本語を人に教える,ということがすごく難しいということを強く感じた。ふだんは意識せず,感覚的に話していることを聞かれ,どう答えていいか困ることも少なくなかった。また,仲良くなり,話をするにしたがって,文化の違いをすごく感じ,とてもおもしろかった。作文の発表を聞いていて,中国の学生達が自分の国の文化・歴史についてよく知っていて,作文に話を織り交ぜているのをみて,自分を振り返ったら,私にはできない,と思った。今回,この授業を通して,自分の日本語を振り返り,外国人と交流するときには,少しでも教えたり説明できるようにならなければならないと思った。また,私自身,自分の国の文化,歴史をもう少し知る必要があると思った。
「外国語教育センター」という存在をこの授業ではじめて知りました。いろいろな学部の学生が参加できるプログラムでとても良いと思います。私は今年卒業なので,このようなプログラムをもっと早くから知りたかったです。このような授業は日本の学生にとっても,他文化,日本文化について発見,見直すことができるよい機会だと思います。
私が,この授業を受けて思ったのですが,中国人留学生はもっと,日本語を話す場が欲しいのではないでしょうか? あまり,日本人学生の友達がいないみたいです。一緒に出かけたり,料理を作ったり…という普通の学生同士がするようなことが中国人と日本人学生でできたら,彼女たちももっと楽しい留学生活を送れるのではないでしょうか? そのためにも,このような授業(ペアワーク)は続けていけたらいいと思います。(イラストあり)
・友人(日本人)の作文と留学生の書かれた作文の日本語のレベルが同じだった。
・外国語に対する認識が多少なりとも変わった。英語の偉大さを知りました。
・単位認定をしてあげて下さい。後続者の為に。(あくまで密やかに)参加後に単位が出る事を知らせてあげて下さい。
・中国と日本の国家という壁のでかさを改めて認識しました。個人の壁ではなく国の壁が大きなへだたりです。
・日本人の日本文化に用いられる日本語の適応性,距離感と中国人の日本文化に対する日本語の使用…。そもそも日本語は日本文化に対して必要十分なキャパがあるのか?という事を考えてしまいました。